本省庁におけるパソコンのLAN接続状況
3)情報システムの整備状況
ア. 一般行政事務用の情報システム
平成7年度末までに情報系LANの整備が行われている22省庁のうち18省庁で、いわゆるグループウェアと呼ばれるネットワークを使って情報の交換・共有により仕事の効率化を図るためのソフトウェアを導入し、電子メールや電子掲示板等の利用を進めている。残りの4省庁でも平成8年度からの導入を予定しており、情報系LANでは、グループウェアが主流になってきている。
これら省庁がLANを整備しグループウェアを導入した目的については、事務の効率化、情報の電子化・ぺーパーレス化、事業・事務の迅速化、職員間の情報の共有化が上げられている。
科学技術庁では光ファイリングデータベースシステムを導入し、過去数年にわたって毎月2〜3冊づつ発行されてきた海外の科学技術政策に関する資料等をデータベース化し、効率的な検索と保管の省スペース化を図っており、文部省においても、光ディスクシステムに登録された情報をLANから随時検索できる環境を整備しており、行政事務の効率化・高度化及びぺーパーレス化を図っている。
イ. 個別業務処理のための情報システム
個別業務処理のための情報システムについては、平成7年度に1O省庁においてシステムの改善が図られた。その例を挙げれば、次のとおりである。
○ 厚生省:厚生行政分野における国と地方公共団体との情報連携体制を強化するための「厚生行政総合情報システム(WISH)」について、提供情報の拡充のためサーバの情報搭載領域を拡大するとともに、業務報告等統計数値のオンライン報告のためのシステムを開発し、また、通信容量の拡張を行った。これにより、地方公
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